「読後の整理」リア王

あらすじ

・国の王が、年老いてきたことを理由に3人の娘に領土を譲ろうとするが、1番可愛がってきたはずの三女の発言に激昂してしまう。三女の発言の意図を読み違えてしまった王様と周りの人々に降りかかる災難。この災難を引き起こすのは、各人の身勝手かつ自己中心的な解釈によるもので、自らの言動により、どこまでも災難が降りかかるという悲劇。

 

感想

 

・あらすじに書いたとおり、シェイクスピアの4大悲劇と言われているということだが、とにかく悲惨。その悲惨を生み出しているのは、各人の言動であり、著者は人間の愚かさや醜さを伝えたかったのかなという印象。登場人物の言動が複雑に絡み合い、災難を招いていく、ここまでの悲惨な出来事は現実では中々連続して起こるようなことはないけど、この人の身勝手さは納得できる部分があった。正直に言って、自分は上記のことくらいしか読み切れなかったし、感じなかったけど、訳者などの解説をみるともっと深く読めるらしい。少し時間をおいてまた、読もうと思った。そして、それまでにもっと深く読めるように読書を重ねていきたい。

 

個人的には、ケントと道化のキャラが好きだった。その忠誠心とおバカな感じが良かった。

 

著者:シェイクスピア